2021-10-27

【縫製工場を訪ねて】SETUPができるまで。

こんにちは!

アバンの樋口です。

さぁ、いよいよ2021AWのセットアップがやってきました。

そこで、先日は岐阜県の縫製工場に行って参りました。

一般的に買える服は、どのように作られ、誰が作っているのかなど知ることはありません。アバンのものづくりは我々が行い、我々が販売するという形なので、その生産背景までお届けしようと思い、今回は工場に行ってまいりました。

工場には普段見ない不思議なものがいっぱいあります。

写真多めで、言葉はちょいちょい挟む程度にいきます。

言葉で説明するのは簡単ですが、写真からいろんなことを想像して欲しいなぁと思います。

職人会議

お題は、糸。

「かんぬきどめ」というものをしています。

ポケットのフチや股下が裂けないように補強するステッチです。

それ専用のミシンがあります。

model:UROKO(鱗)

服作りはかなり分業制でやっています。

model:Banana check

着々と仕上がります。

試しかんぬきをしています。

本番の前に練習します。

この右の機械で縫い方を設定します。

これはボタン押せばいいとかそんなもんじゃなく、調整するために専門の人がきます。

裁断台

会長である山田さん(お父さん)が、この場所で裁断をします。

全て手仕事で行われます。

生地の耳(端)をカットしたものが、ここにかけられています。

生地を真っ直ぐにしなければ、美しく裁断することはできません。この長い定規で、整えてから裁断します。その手つきといったら、もう!

アイロン台

ここでナン万枚もの服がアイロンされたんでしょう。すごいなぁ。

味が違う。

こういう痕跡も美しくて素敵です。

Banana check

アイロンの配線を束ねる布は、いらない生地の切れ端を使っています。これが至る所にあって、味があるんです。

生地を巻きつける、紙の芯の廃材も沢山出ます。何かに使えないかなぁと思いますね。

造形教室で何かできないだろうか、、、。

岡崎ぎゃざさーーーん!

僕が工場内を撮影していると、社長と会長が今後の縫製工場について語りはじめました。

今、技術の後継者や生産管理を担当する人を本気で探しているそうです。

海外からの出稼ぎにくる縫い子さんが、コロナの影響で来れなくなっています。

アパレル業界の裏側にも多大なる影響があるのです。

これからの物作りはどうなっていくのか、工場側も先が見えないのが現状なようです。

華やかな世界の裏側にはこういってリアルがあります。

ここで働いている方はとってもかっこいいです。

そんな姿を少しでも伝えたいですし、裏側の業界にも興味を持って頂き、一つの選択肢になればと思い、こうしてブログで伝えています。

すべての生地に対応すべくさまざまなボタンが用意されています。
“sandy white”

さぁ、届きました。

今回も渾身の出来です!

地元に根付くお店を目指し、地元のご夫婦にお願いし、セットアップの撮影をお願いしに行きました。

「私にはでっかいて〜」と言いながら、なんだかんだ着てくれる奥様。笑

ご夫婦揃っていいたたずまい。

「こんな高級服は気軽に着れんなぁ笑」

と、笑いながら満更でもない表情でモデルをして下さいました。笑

そんなこんなでセットアップが発売されました!

(このブログ長すぎて、発売前から書いてました。笑)

三日間の営業でかなり受注数が埋まりました!

是非袖を通してみて下さい!

【SETUP受注会日程】

●10/30(土)~11/21(日)

※無くなり次第終了します。

●土日月OPEN10:00~18:00

※他の曜日でも事前アポイントいただければ開けられる日もあるので気軽にDMを!

●生地6種類

●価格 目安としては¥40,000前後です。

●納期 年末~年始を予定しております。(忙しい時期をもっと忙しく。笑)

●支払い方法

①内金制度:受注会にて¥11,000 支払い、残りは届いてからOK

②もちろん全額払ってスッキリするというのでもどちらでも可能です。

(支払方)現金・クレジット・メルペイ・ペイペイ

あなたのお気に入りの一着を見つけに来てください^^

タグ:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA