【OIRA】青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし

こんにちは

いかがお過ごしでしょうか。

愛知県岡崎市にてセレクトショップ「abundantism」をしております、樋口と申します。

久しぶりのブログの更新です。

書きたいことが山ほどあり過ぎて、逆に何から書いていいかわからずに

あだあだしてたら更新できませんでした。笑

僕はブログを書きだすとほんとに長くなりがちのなので

そんな自分が嫌になる時があって筆が進まない時があります。笑

だから、今回から落ち着いて短く書けるように

もい一着一着毎日コツコツご紹介していくスタイルにします。

僕に同時にたくさんの事をやるのは無理ですね。笑

一着ならば長くなっても、まぁまぁなんとか短めで終われるでしょうと。

自分にあったブログとの付き合い方を模索しています。

さて、前置きがまた長くなりましたが

今回ご紹介するのは

新しくやって参りましたブランド『OIRA』です。

そのままの通り、名をOIRA(おいら)と読みます。

江戸っ子の一人称である”おいら” 。

現代で使ってるのは北野武さんくらいじゃないでしょうか。

このブランドさんは、ファッションブランドという表現より、

作家作品という方がしっくりくる服作りです。

デザイナー…？作家…？の高橋さんが自ら手を動かし手縫いで仕上げる

作品もあります。

まさに陶芸家や画家という、職人気質なジャンルかなと。

ファッションのジャンルで言うとアルチザンに属するかなと思います。

こちらがインスタのアカウントです。

ぜひ世界観をご覧ください。

OIRAは今まで、作家の高橋さんが自分で作り自分で売るという

スタイルでしたが、今シーズンより量産体制を整えることが出来

我々のようなショップに並び皆様にお届けできる形になりました。

OIRAさんのものづくりは、全て文脈に沿った理由があり

語りつくすことが出来ます。

そういう面がアバンのスタイルにもハマると思いましてセレクトさせて頂きました。

【生地・インディゴ染めのリネン】

まず今期のコレクションでポイントになってくるのは

このインディゴ染めのリネン。

展示会では青と黒のリネンがあり、

それは

ブランドの手縫いのテーラーのような面と

商店街の洋装店のような心持ちの両極性を表現しているのだそうです。

アバンとしては、今まであまりご提案したことなかった“青”のリネンを

中心にセレクトさせて頂きました。

【グルジアのチョハシャツ】

さぁ、そんなブランドさんから

まずご紹介するのは

『　Italian collar “CHOHA” shirt [indigo linen]　』

イタリアンカラーのチョハシャツです。

以下、ブランドより

reference-『イタリアの襟』と『chokha』

台襟のない襟のことを指すイタリアンカラー。

元々はセーターの襟として作られましたが、後にシャツに応用されたそうです。

前身頃から襟にかけて繋がっています。

今シーズンのテーマでもある ニコ・ピロスマニの故郷グルジアの伝統衣装”チョハ”から引用し

銃弾用ポケットが付いています。 ジブリのナウシカの胸にもついています。

―――――――

と、まぁこんな着想から生まれたシャツなんですね。

イタリア映画好きの高橋さんならでは引き出しかと思います。

チョハというのは

グルジア(現ジョージア)の伝統衣装がモチーフとなったシャツなわけですが

下の写真の胸ポケットに注目です。

そして下の写真はナウシカです。

ナウシカの衣装もグルジアの伝統衣装がモチーフなんでしょうね。

このブログのタイトルにある

「そのもの青き衣をまといて金色の野に降り立つべし 失われし大地との絆を結びついに人々を青き清浄の地へ導かん」

というのは原作に出てくる言葉ですね。

この言葉の解説をしていると、ほんとに終わらなくなるのでやめてきます。笑

他の人のブログをご覧ください～。

【OIRA】Italian collar “CHOHA” shirt [indigo linen]

さぁ、前置きがだいぶ長くなりました笑

うんちくも大事ですが、大事なのは服としてかっこいいかどうかですよね。

シャツとスタイリングを見ていきましょう～

【OIRA】Italian collar “CHOHA” shirt [indigo linen]

¥60,500 税込

【pocket】

なし

【quality】

linen：100% インディゴ染め リネン本来のフシなどがありますので 味としてお楽しみ下さい。

【size】

着丈：76.2

肩幅：58.0

袖丈：59.5

身幅：77.5

裾幅：76.5

＊多少の誤差はご了承ください。

この襟の開きがいいんですよねぇ。

イタリアンカラーを作っているブランドは意外と少なくて

僕自身も一二着くらいしか持っていないジャンルなので

シャツ好きの僕としてはご提案せずにはいられない一着ですね～

この生地の凹凸感。

陰影があることで立体感を生み出します。

ボタンは水牛の角です。

当たり前のようにこういうところは抑えてきますよね。

後ろはセンタータックです。

イタリアンカラーですが、イタリアのシャツのような

細身ではなく

ゆったりとリラックスしたサイズ感で作られております。

アームホールも大きめなので、下にセーターやスウェットも余裕で着こめます。

縫製はほんとに綺麗です。

サイドにはスリットが入っています。

はい、着てみるとこんな感じ。

僕は気に入ると、色んなスタイリングを探しながら

連続して着る習性があります。笑

この時はインナーも青で合わせました。

最近は羽織るだけでもいいなって思ってます。

160㎝で　ワンサイズです。

僕に対しては少し大きいので、袖があまります。

着る人によって自由に馴染みます。

奥の部屋に展示してあります。

シャツの他にパンツが二型あります。

これはまた後日ご紹介しますね。長くなるんで。笑

お次はインナーを黄色。

反対色の黄色は補色の関係で間違いなく青を引き立ててくれます。

こうやって見ると、この青に白のボタンなのがいいですな。

軽やかに感じる。

青のシャツって着るかな、、、。

そんな気持ちもわかります。

僕も最初は疑心暗鬼でした。

でも最近は超絶気に入っていて

これは逆にこういう機会がないと買わないなと。

最近はこういうじわじわと好きになる服が好みです。

好きの初速が早すぎるってことは、たぶん想像できるんですよね。普段着てる姿が。

でもじわじわ来るやつは、今までになかったから自分の引き出しが増えてるんですよね。

だから楽しくなる。

まぁ、OIRAの服はいい値段しますが、その分自分に与えてくれる高揚感は比例します。

最後に大島ちゃんの日常のスタイリング。

シャツはOIRA

インナーはTシャツ(私物)

パンツはTHE HINOKIのキルティングパンツ

靴はNIKEのエアリフト

普段シャツを着ない大島ちゃんですが

このシャツはものすごく気に入っているらしく

めっちゃ着てます。笑

身頃からつながるこの襟が、シャツというかジャケットらしさを感じ

品格が上がります。

ぜひ、店頭にてご試着頂けたら嬉しいです。

オンラインストアにも掲載してますので

ぜひご覧ください！

それでは次の営業は4/4(木)　店頭には新スタッフなぎちゃんがお待ちしております！

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【abundantism】

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fri. 15:00–20:00

sat.sun.mon. 10:00–18:00

愛知県岡崎市籠田町13

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タグ: abundantism, vintage clothing