【AURICULER】羽織りというアイテム
こんにちは
愛知県岡崎市の select & remake used clothing
セレクトショップ abundantism (アバンダンティズム)
の樋口と大島ちゃんです。
ただいま開催中のオリキュレール受注展示会
ファッションアイテムとしては珍しい『羽織り』を展開しています。
なぜこの羽織りを作るのか。
羽織りという和服と洋服とのスタイリングをご紹介します。
羽織りとは
それではまず羽織りとはなにかのお話をします。
羽織は、丈の短い着物の一種です。
防寒・礼装などの目的で着物を着た上から羽織るものだそうです。
室町時代後期頃から用いられたが、現在のような形が一般的になったのは近世に入ってからである。 羽織という織物の名称を語源とし、その動詞化として「はおる」の連用形がある。こちらはウィキペディアより。
もともとは男性が着るもので、女性が一般的に着るようになったのは明治維新後なのだそう。意外とまだまだ歴史が浅いんです。
基本的には私服に用いるもので、着物の中でも礼装には用いないんだそうです。
洋服でいうと、ステンカラーコート(バルカラーコート)やモッズコートあたりでしょうか。笑
そう聞くと、取り入れやすそうです!
なぜオリキュレールが羽織りを作るのか。
それではなぜ、オリキュレールが半纏(はんてん)や羽織りという和服のアイテムを展開するのか、解説していきます。
AURICULERデザイナー大竹さんは岡崎市出身。
以前ブログでも書いた通り、おじいさまが三河木綿の加工業を営んでおり幼少期から三河木綿という存在が身近にありました。
その三河木綿が主に使われる服、それこそが法被(はっぴ)なのです。
法被とは、お祭りなどで着る、アレです。
デザイナー大竹さんも家業の法被の縫製を手伝っておりました。
だから和服の縫製の仕方、和服の仕様への造詣が深いのです。
家業-三河木綿-法被-オリキュレール
というように、この背景があるからこそオリキュレールは和服のアイテムを展開するのです。
こういった一つ一つの説得力がオリキュレールの深みを出しています。
まさにデザイナー大竹立真さんだからこそ深みの出せるクリエーション。
アイテム紹介
【AURICULER】
MM/TURN UP HAORI 生成り 5月納品
¥34,100 税込
袖の折り返しが特徴で、ボリュームを出しています。
和服には本来ない仕様ですが、デザインとして取り入れています。
この折り返しがあることで、コートとしての見え方と、全体のバランス、他のラインナップとの統一感が出ています。
MikawaMomen 三河木綿のM/Mです。笑
なんか、ここがほんとにキュートです。
愛を感じる。
【AURICULER】
MM/TURN UP HAORI 硫化染め黒 5月納品
¥35,200 税込
こちらは硫化染めという染め方で黒く染めています。
真っ黒ではなく、ほんのりスミクロのような色がいいです。
長く使えば使うほど色が薄くなっていきグレーのようになってきます。
その経年変化も楽しみです。
三河木綿の二枚仕立てなので折り返すと、白地が顔を出します。
このコントラストがいいです。
和服と洋服の大きな違いは曲線と直線
和服には曲線がありません。
なので、アームホールも広いですし襟も綺麗に立ち上がります。
後ろ姿のコードとの合わせがたまりません。
スタイリング編
今回は定番のコーディネートで組みました。
インナーはタートルのセーター。
パンツはHOLIDAYのタックテーパードパンツです。
こんな風にさらっと羽織るだけで様になります。
白のコートなんてあまりない。生成りという何も染めていない色だからこそ取り入れやすいです。
折り返しの袖も同系色だと馴染みます。
ちょっとアクセントでベルトを付けてみました。
レザーのベルトで巻くことで、質感の差を出して、コーディネートをグッと引き締めます。
後ろから見るとギャザーが入る感じがいいです。
続いては黒です。
ちなみにこの写真では折り返し幅を少なくしてみました。
全然雰囲気変わります。
折り返し幅多め
&
ベルトしーめ
袖周りが広いので、どんなものを中に来ていても羽織ることが出来ます。
襟をですね、少し折り返しているんです。
お分かりいただけますでしょうか。
こうすると襟元にボリュームが出ます。
締めてみます。
よっこら
っせ!
暗くてすいません。笑
夜撮りました。
ノーカラーのスプリングコート。みたいに思って気軽に取り入れて頂ければと思います。
以上、シンプルなスタイリングでした!
ご参考になれば嬉しいです!
【AURICULER】
MM/TURN UP HAORI 生成り 5月納品
¥34,100 税込
【AURICULER】
MM/TURN UP HAORI 硫化染め黒 5月納品
¥35,200 税込
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