2021-02-07

【AURICULER2021SS展示会】オリキュレールとは

こんにちは

愛知県岡崎市の select & remake used clothing

セレクトショップ abundantism (アバンダンティズム)

の樋口と大島ちゃんです。

次回の企画についてじっくりとお話ししていきます!

この記事は二部で分けて書いていきます。長そうなので。笑

.

.

AURICULER展示会開催

この度、アバンにて開催することとなりましたオリキュレール2021SSの展示受注会。

今年の春夏から本格的に立ち上がったということもあり、まずはオリキュレールというブランドについて深くお話ししていこうかと思います。語り倒します。語り倒せるブランドなんです。

それでは、どうぞ。

AURICULER名前の由来

AURICULER・・・。なんて読むの?

そう聞かれることがほんとに多いです。

AURICULERは、オリキュレール と読みます。

意味はフランス語で小指。

理由はデザイナー大竹立真(おおたけたつま)さんの小指が曲がっているからです。

AURICULER instagram より

うん、とてもシンプルな理由。笑 この名前からはじまり、これから話すブランド背景まですべてデザイナーの内側からにじみ出てくるもので形成されています。

先日開催されたショーへのインヴィテーション(招待状)には小指で押されていました。

.

concept

ブランドコンセプトは「時間旅行」

なぜ時間旅行なのかというと、それは次に続く生地に秘密があります。

三河木綿という伝統の継承と繁栄を願って

オリキュレールが最も大切に扱うもの、それが生地です。

この生地があるからこそ、オリキュレールであると言えます。

その生地は『三河木綿』と言います。

以下、ブランドより

MM…MIKAWAMOMEN – 厚手で耐久性が高く”保温性” ”吸湿性”にも優れ、肌触りの良さが特徴の三河地方伝統の上質素材。 その歴史は西暦799年、現在の西尾市に日本に綿が伝来したことから始まりました。 永正より三河地方は綿業を先駆けて発展させ、明治時代には”三河木綿”として全国に発展しました。 AURICULERでは”三河木綿” ”帆布”を使用し生地の変化する”風合い” ”価値” ”伝統”を発信、表現する為の物作りをしています。

このように、三河地方には伝統として続く三河木綿という生地があります。ただ、時代の流れと共に後継者不足や認知度の低下などがあったり。

オリキュレールはこの三河木綿をベースに素材を活かした現代的なデザインに落とし込みクリエーションしていくブランドなのです。

木綿が伝わり1200年の歴史が経ち、ここ岡崎でオリキュレールが誕生する。まさに時間旅行をしながら服と対峙していただければと思います。

ちなみにシーズンテーマなどは基本的に設けていません。

この三河木綿を使うということ自体がオリキュレールの目的であり、ミッションだからです。

なぜこの生地を使うのか。デザイナーの過去に迫る

ではなぜ、オリキュレールは三河木綿を主体にブランドを行うことになったのか。それはデザイナー大竹立真さんのご家族にありました。

深堀りしていきます。

AURICULERデザイナー大竹さんは岡崎市出身。

実は、おじいさまが三河木綿の加工業を営んでおり幼少期から三河木綿という存在が身近にあったのだそう。

祖父から三河木綿の話をたくさん聞いていたことで、理解や想いがつのり、孫である大竹立真さんがその生地を使ったブランドをはじめることとなったのです。

岡崎出身というだけでなく、彼のバックボーンにも三河木綿という素材が結びついていて、このブランドが必然的に生まれたように感じます。

伝統の価値を継承するという社会性は単なる理由づけではなく、まさに大竹立真さんだからこそ深みの出せるクリエーション。

先日の康生にあるMsayoshi Suzuki gallery(マサヨシスズキギャラリー)で行われた展示会では、大竹さんの家族もいらしており家族愛が感じられる場となっておりました。ご家族にも応援されているのがよく伝わってきます。

(家族愛にはめっぽう弱い樋口は感動して端っこで見つめていました。涙)

僕の考えているクリエイティブに必要な要素は『いかに人を考えさせるか』ということ。

ただカッコイイものをドーーン!と作って、出来たでい!じゃ、ダメなんです。

いわゆるビジュアル的にカッコイイものってある程度の技術があれば作れるようになります。(ファッションに限らず、アートやデザイン、漫画も)。

だからこそ

なぜこれを作ったのか、なぜこの人が作る必要があるのか、そしてなんで私たちは買う必要があるのか。

すべてに理由を言えるほど、そしてみんなが勝手に「実はこういうことなんじゃない!?」って考察してしまう程に奥行きがあるものが僕は本物だと思っています。

爆発的に人気の出た『鬼滅の刃』で考えてみても言えることだと思います。YouTubeに考察動画とか色々出てました。笑

アバンのお店作りにも全てにおいて理由が言えるように考えています。オリジナルウエアのセットアップも同様です。

AURICULERにはすごく奥行きがあって、大竹さんではないと出来なくて、文化価値の継承というやる意義がある。そういった背景に理由があるものを伝えていきたいと考えております。

アバンで扱う理由

上で全部しゃべってしまいました。笑

アバンではそういった文化の伝承や環境に配慮されたものを中心にそれを楽しく伝えていきたいです。

こうやって樋口がペラペラ喋ってますが、別にそれを知らずに買ってもいいと思っています。知っていても知らなくてもきっとその深みは表ににじみ出るから!

そんなこんなで三河を代表するであろう素晴らしいブランドが今春よりスタートします。

アバンにて全ラインナップをご覧いただけます。

こんな機会、二度とないと思います!

是非ご覧くださいませ。そして一度袖を通してみてください。

【オリキュレール2021SS展示受注会 概要】

・開催場所 
abundantism 愛知県岡崎市籠田町13 2F

・開催期間
2/13(日) – 2/28(日) 
土日月のみ
10:00-18:00
19:00以降は予約制

※どこかでデザイナー居てくれます!

※すべて受注販売のため5月頃納品となります。(リングは4月頃)
※一組様2人までの入店とさせて頂きますようお願いいたします。
※入口での手指消毒にご協力ください、体調不良の方はご遠慮ください。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA